髭-HiGE-@Shibuya O-nest | -徒然音楽-

髭-HiGE-@Shibuya O-nest

ブラッディーマァーリィッ ヲォオッ! ヲォオッ!


はい、昨日からウォークマンいらずです。
ひたすら頭ん中でブラッディマリーがループしてますから。
"カクテルグラスで溺れてる最中"です。


行ってきました!渋谷はO-NEST。
J-WAVEの招待制イベントっちゅーわけで、
出演は、鶴 / 倭ジェロ / 髭-HiGE- です。
ちなみに髭ちゃんがトリでした!!!
倭ジェロは関東圏ではまだ知名度が低いみたいです。
というより、髭ちゃんファンが圧倒的に増えてるのかな。
そんなわけで、本来のライブレポならば、
鶴と倭ジェロに関しても書くとこなんですが、
とりあえず髭ちゃんについて書きたいと思います!!
鶴も倭ジェロも良いバンドだったので書きたいんですがね!!


今回のイベントは、
バンド間のDJのMCありってことで、
時間配分もぱつぱつだったのか、セッティングも総動員です。
髭ちゃんも勿論、自分たちで出てきて楽器のセッティング。
すごい久しぶりに見た、自分たちでセッティングしてるの。
それこそ初めて見たとき以来かな?
フィリポはよくセッティングとか片付けしてるとこ見るけどね♪
セッティング中に地震があったらしく、
DJが出てきて避難経路の説明などをやってたけど、
会場にいた誰一人、揺れたことに気付いてなかったみたい(笑)


んで、一回メンバーは下がって、
DJのMCが入って(これがまた長かった)、
紹介とともに、いつものSEが流れるって感じでやっとこスタート!


1曲目は『アメニウタエバ』ですよぉ!
O-NESTは比較的小さいハコで、招待されたお客さんも200名。
ステージとの間に柵とかないので、
ぎゅうぎゅうに前に詰めたりせず、
皆さん、わりと自由にスペース作って踊ってました♪
今回のご挨拶は、
「やっほっほー、やほや、どーもぉ髭ちゃんですよー」
って感じで、ちょっとだけ間が長かった(笑)
そのまま続いて、
『王様はロバの言うとおり』
SNOOZERでこの曲の歌詞について色々書かれてたけど、
僕はこの曲を初めて聴いたときから、
「親指も白雪も僕の言うとおり」ってとこがいちばん鮮明で、
童話の世界からもアイデアを引っ張ってこれる須藤さんの世界が好き。
続いて『髭は赤、ベートーヴェンは黒』
まずはここまでで一汗かいた感じかな☆


「久しぶりの東京で緊張してるんですよ」
「関西でファンをたくさん作ってきました」
「1ヶ月で4本やりましたからね、まだ2本あります」
「みんなも来たらいいですよ」
「誰もこないね」
なぁ~んて、ちょっと自虐的なMCをはさんで、
新曲『魅惑の深海パーティー』
打ち込みビートってほどでもないけど、
あらかじめ録音された音に合わせての演奏で、
フィリポとコテイスイはクリックを聴くためヘッドフォンしてた。
この曲は、終始おとなしい感じで、
ちょっと嬉しくなるような
(って形容詞で表現するのは僕だけかも)
そんなメロディで、ほのぼのした感じです。


ここらへんの記憶がちょっとなくて(笑)、
もう一曲くらいあったようななかったような感じで、
「せっかくだから盛り上げていっちゃいましょうか!!」
って再び盛り上がっていく。
『ブラッディマリー、気をつけろ!』
いまや、僕の中ではギルティーに続く盛り上がりソングなわけで、
イントロから曲中でも続くベースラインが耳について離れない。
そういえば、新作アルバムのフライヤーでは、
くるりの岸田さんが、
「須藤くんの声がいい、それに尽きる」
みたいなことを書いてますが、
ブラッディマリーのときの須藤さんの声はとても好き。
ちょっと悪ふざけた感じ☆
続いて、またもや新曲。嬉しい!
『ブラームスの子守唄』
激しさのレベルはミディアムくらいかな(笑)
髭らしい変な構成の曲で、覚えないとノリきれない。
そういえばギルティーもアルバムが出るまでノリきれなかったなぁ、
なんてことを考えながら聴いてた。


「いまのも全部新曲。」
「そのうち家でもきけるようになると思うよ。」
って相変わらずの須藤節というか、
このバンド、
そういえばスケジュールの詳細発表とかCDの発売日とか、
いわゆる"業務連絡"的なMCをしないことに今さら気付いた。
そんで、ここでたぶん地震の話をしてですね、
須藤さんがちょっと喋りすぎちゃったのか、
"震度3"を"地震3"なんて言って、思わぬ笑いが発生する場面も。
そこも、
「ここを震源地にしちゃいましょうよ」
って素敵なMCで盛り上げて、
『白い薔薇が白い薔薇であるように』
そういえば今日はマイクスタンドに薔薇でした。
この曲はもう相変わらずの狂いっぷりで、
やっぱり須藤さんはギターを客席に投げちゃうし、
しかも「20分ですよ!20分続けましょう!」
なんて叫び続けてて、
それを聞いて斎藤さんは脇でギター弾かないで爆笑してるし、
フィリポは黙々とドラムを叩いてるし、
コテイスイと宮川さんは何か二人でコントみたいのやってるし、
なんつーか、こんだけメンバー全員に、
それぞれ別の方向に色濃いキャラが立っているバンドってのも珍しい。


白薔薇が終わった後に、
「いまチューニングしてるんでメンバー紹介します」
って珍しく、ほんと珍しい!!メンバー紹介。
ワンマン以来じゃないかな。。須藤さんが一人づつ紹介。
最初がフィリポでドラムソロ、
次いで宮下さんがベースソロ、
でやっぱりステージ最前で変なポーズを決める(笑)
それから斎藤さん、
ギターソロと思いきやマイク持ってコール&レスポンス!!!?
斎藤さんの「オーイエー」にみんなで応える♪
すごいレアな体験だ☆
そんで次がコテイスイ(笑)
紹介されただけで盛り上がる。ファン多し!
やっぱりやってくれました。この男大好きです。
隣りでビートを刻み続けているフィリポを無視して、
なんと「日本昔話」のオープニングを熱唱(笑)
いつものラウドスピーカーをマイクに向けて、
「坊や~良い子だ寝んねしなぁ~」ですよ!
しっかり歌いきって拍手喝采(爆笑)
最後はやっぱりですが、
「あと一人、僕の視界からは見えないとこにいるんですよ」
「須藤寿がオレ!」
で須藤さんもコール&レスポンス。
コール&レスポンスの流れだったから、
『A-ha』に行くのかなぁって思ってたら、
「みなさん、ダーティな世界ですよ」って。
「真っ暗で心地良くて、だから勝手に棲んでるんです」
もう、イントロの時点で前列のほうはジャンプする準備してる(笑)
『ダーティーな世界』
これこそ震度3どころじゃない揺れでしょう!
宮川さんの激しいアクションに合わせて客も暴れる!!
そして、そろそろ来るだろうって思ったら、やっぱり、
『ギルティーは罪な奴』
もう盛り上がるしかないです!!
やっぱりこの日、最高の盛り上がり♪
曲の最後で楽器かきならして、
「あぁー終わりかぁー」
って思ったら、まだいる(!?)
すごい意外だった。今日の髭ちゃんは思いのほか演奏時間が長い。


「次で最後です、また会いましょう」
ここでまた新曲。
『1mg』
たぶんラブソングで素敵な曲だったよ。歌詞をちゃんと知りたい。


アンコール。
「まさかアンコールがあるなんて思わなかったよ」
なんて言ってたわりに、
フィリポとコテイスイが動物の着ぐるみの頭の部分だけ被って登場(笑)
フィリポがトナカイで、コテイスイがうさぎ。
しかもコテイスイの、ほとんど視界がない(笑)
アンコールは『僕たちは大丈夫』ってタイトルコールしてたけど、
たぶんカバーかな?
曲のところどころに英詞が入ってて、ビートルズっぽい感じ。
サビの「It's all right」ってのが凄い印象的。
誰の曲か知っている人、何となく見当がつく人がいたら教えてください!


それで最後かきならしてるときに、
須藤さんは何か言いたげ、というか、
もう一曲やりたかったんだろうけど、
それを見て斎藤さんが間髪いれずギターを置いて退場。
そして須藤さん笑って無言で諦める。他のメンバーも演奏を終える。
なんだったんだろう、最後のあの空気。
時間もかなり押してたし、
斎藤さんは事務所やスタッフを気遣って終わりにしたのかな。
僕ん中で斎藤さんが「まとめ役」のようなイメージがあるから、
こんなこと書くんだけど、
髭って須藤さんと斎藤さんのパワーバランスが絶妙なんだろうな。
たまに見ててハラハラする。
大袈裟かもしれないけど、
そうゆうとこに「いつ解散するかわからない」怖さとか魅力を感じるよ。


須藤さんがギターのボリュームを下げないで、
音を鳴らしっぱなしで帰っちゃったのは、
伝えられなかったメッセージというか、
「まだ何かやり足りないものがある」ってことの顕示な気がするよ。



*set list* (訂正済)


1.アメニウタエバ
2.王様はロバの言うとおり(新曲)
3.髭は赤、ベートーヴェンは黒
4.魅惑の深海パーティー(新曲)
5.ブラッディ・マリー、気をつけろ!(新曲)
6.ブラームスの子守唄(新曲)
7.白い薔薇が白い薔薇であるように
8.ダーティーな世界
9.ギルティーは罪な奴
10.1mg(新曲)


enq1. Kids Are Alright / The Who



間違っているとこがあったら教えて下さい。