髭-HiGE-@Liquid room | -徒然音楽-

髭-HiGE-@Liquid room


行ってきました恵比寿LIQUIDROOM。
2005年最後のライブ、2005年最後のロックンロールを、
大好きなハコと大好きなバンドで〆ることができて幸せです。


SEが元に戻ってました。
Jackson Sistersの『Miracles』。
たっぷり待たせてから、
フィリポ、宮川氏、斎藤さんの3人が登場。
続いて、
コテに付き添われて、紙袋をかぶった須藤さんが登場(笑)
掴みはOKです(笑)


須藤さんが紙袋かぶったまま叫んだり喋ったりしてるあいだに、
斎藤さんが弾きはじめたリフが『Acoustic』だったから驚き。
1曲目かよ!って思った。
歌が始まる前には紙袋を脱いでいた須藤さん、
脱いだつもりが、ギターストラップに引っかかって、
『Acoustic』のあいだ、背中にぶらさがってフードみたいになってた(笑)
それにしても、しょっぱながアンコールばりの演奏。
しっかりオーディエンスにも歌わせて、
1曲目からもうこれで終わっちゃいそうな雰囲気。
圧倒的多数を占めたヴァインのファンはどう思って見てたんだろ=3


2曲目はベートーベン。
そういえば、今日はリキッドルーム、右手の1段上のカウンターから。
珍しく落ち着いて見ちゃいました。
この角度、この目線、何だろう、
アリーナや武道館のようなとこで上から見下ろしている感じでもない、
この妙に近くも感じる距離感、
そうだライブビデオとかのアングルだ!!
映像を見ながら、その世界に入れちゃったらこんな感じだろうっていう。
5人とも足元まですごいよく見えました♪


そういえばほんの数ヶ月前、怒髪天と対バンしたときは、
「髭ちゃんにはリキッドは広いし、天井高いの似合わないな」
って思ったけど、たった数ヶ月でリキッドで貫禄のパフォーマンスをみせられるバンドに成長してました。


ベートーベンをやってここから盛り上げていくのかと思いきや、
もう一回テンションを落とす。ここで新曲。
まさかニューアルバムのツアーで新曲が聴けるとは(笑)
前回、『首謀者に告ぐ』を聴けたのと同じくらいビックリ。
ミディアムな感じで「グッドフィーリング」って歌詞が印象的。
これ聴いたの初めてだっけな、前にどっかで聴いたっけな?はて。
そんなんで少数派の髭ファンも知らないような曲をやって、
正直、盛り下がる(苦笑) すごい不思議なバンドです(笑)


いまいちノリきれてない雰囲気の中、『王様はロバ~』へ。
上から見てるのでオーディエンスもよく見える。
須藤さんの前、斎藤さんの前、それから後方までぽつぽつと髭ファン。
体を揺らしている人はすごい多かったけど、
手あげたり盛り上がっちゃってる人(ノっかっちゃってる人)は少なかった。
続いてブラッディマリー。
落ち着いて聴いてれば気付く程度だったけど、
須藤さんのピッチがずれてる。本人もちょっと顔にでてた(笑)
その影響で、斎藤さんのコーラスもずれる。
ほとんどの人が盛り上がってて気付いてなかったと思うけど、
カウンター席にいると音もよく通るし気付いてしまったよ。
でも、本人的にも微妙なズレだったのか最後までやり切る。
チューニングのズレかなぁって思ったけど、
MC挟んで、イギーポップに入ったときには何ともなかったから、
ブラッディマリーのときちょっと調子が悪かったのかな。


今日は、でも須藤さんMCのキレは良かったな。
アクションが多いっていうか、
身振り手振りがラッパーみたいな動きで、のってた♪


アルバムの曲順もLOOKのライブでもそうだったけど、
『イギーポップによろしく』⇒『ママ's理論』の流れは心地よい。
『ママ's理論』ではコテがハンドスピーカーを持ってフロントへ。
フロントに出てくる前も、椅子の上に乗って叫びつづけるとか、
今日ここまででいちばんオーディエンスが盛り上がる!
バンドも盛り上がる♪


でもここで一息。
須藤さんがアコギにチェンジして『君のあふれる音』。
MCで「君のために歌うよ」なんて、ちょっとベタなこと言ってた(笑)
斎藤さんもキーボードにチェンジして、
聴かせるタイムにどっぷりって感じ。
フィリポのみつあみが可愛い(笑)
続いて『1mg』。聴かせるタイムです。
今度は須藤さん、
ギターも持たないでハンドマイクでステージを行ったり来たり。
マイクオンリーで歌う須藤さんを見るのは慣れない(笑)
途中でギターを背負ってバンドイン。
『1mg』、盛り上がる曲じゃないけどライブで観るの好きだな。


そして今夜はコテイスイナイトだった!!
白薔薇はいつもどおり予想外・規格外のパフォーマンス。
今宵はコテが暴れまくる走りまくる喋りまくる!
ステージの上から下から、ハンドスピーカー持ってうろうろ。
ステージと観客のあいだの、
カメラマンとかがいるスペースで、ずっと演説してた(笑)
ステージに戻っても須藤さんに絡んだり、
結局最後までドラムには戻らず、喋りきった、
何言ってるのか全然わからなかったけど(笑)


ダーティーな世界の前は、
いつもどおり、
「真っ暗で、とっても居心地が良くて・・・」
ってMCを今日はちょっと長めに話して、
話しながらもイントロは始まってるんだけど、
「連れてって欲しかったらお金持ってきな!」
って、叫んで曲に入る。
「お金持ってきな」って台詞は久しぶりに聞いた気がするな。
それにしても「さすがだなぁ」って思うのが、
前半、少し違和感があったのに、
気付いたら髭ちゃんワールドの中である。
それこそダーティな世界に連れてこられたのかなって気分。
会場の誰もがステージに魅せられて、
ラストは『ギルティーは罪なやつ』!!
しっかりタイトルコールもしてました♪
曲の最後でジャーンって音合わせて終わるとき、
須藤さんはコテイスイのドラムに、
斎藤さんはフィリポのドラムに飛び乗って、
宮川氏はいつもどおりステージ最前列に構えて終わる。
この一瞬の景色が写真のように頭に焼きついてる。
すっごいカッコ良かったなー、ってか美しい終わり方だった。


髭ちゃん、ありがとう、
そして来年もよろしく!!



*setlist*


01.Acoustic
02.髭は赤、ベートベンは黒
03.新曲
04.王様はロバのいうとおり
05.ブラッディマリー、気をつけろ!
06.イギーポップによろしく
07.ママ's理論
08.君のあふれる音
09.1mg
10.白い薔薇が白い薔薇であるように
11.ダーティーな世界
12.ギルティーは罪なやつ