ARABAKIその2 | -徒然音楽-

ARABAKIその2

ARABAKI ROCK FEST.06'


観戦した全アーティストの感想を書きました。
とても文章が長くなっています。
アーティストごとに書いているので好きなとこだけ読んで下さい。(ペコリ)


[初日]
サンボマスター
日本脳炎
木村カエラ
音速ライン
KOOLOGI
ohana
うつみようこ
ACIDMAN
THE PREDETORS
忌野清志郎


※初日のレポはこちら


[二日目]
髭-HiGE-
銀杏BOYZ
SPARTA LOCALS
EGO-WRAPPIN'
東京スカパラダイスオーケストラ
BOOM BOOM SATELLITES
the pillows


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ここから二日目レポート。


[二日目]


【髭-HiGE-】
※髭のレポ長いです・・・。


前夜に修学旅行的ハイテンションで眠れず、
オールナイトで仙台Shaftにてクラスヌ参戦。
身体がボロボロになった今となってはタナソウのバカヤロー。(人のせい)
さすがに一晩中踊ってたわけじゃないけど、
半グロッキーな状態で朝一ARABAKI入りで髭-HiGE-待ち。


待ってたら音合わせに須藤さんが一人で出てきたよー。
でも彼らしいっつーか、別にそこで何かしようとかなくて、
まるでそこに観客なんていないかのように音だけ合わせて去っていきました。
恥ずかしがりやさんめ!(笑)


そしていつもどおりJACKSON SISTERSのSEが流れて登場!!
初野外髭ちゃんだ!!
そして始まったのは白薔薇!!
ってもフィリポがドラム叩いて宮っteaが白薔薇ベースライン弾いて、
全く関係なくギターの音チェックしはじめるサイド二人(苦笑)。
初めて髭ちゃんを見るお客さんは「なんてテキトーなんだ!!」って思うだろう(笑)


そんで、あれ、一回演奏止めたんだっけな?記憶が定かでないんだけど。
「みんな、元気かぃ!」みたいに煽って、
「ちょっと、声出そうか」って言って、
いきなり湖を指さしながら「みずうみー!!!!!!」とか叫ぶ須藤さん。。
(注:湖がすぐ横に広がる素敵なライブステージです。)
そんでみんなで湖に向ってコール&レスポンス? 山びこの練習か何かですか?(笑)
もぅ朝一番から須藤ペースにやられました。。


序盤は、
・白い薔薇が白い薔薇であるように
・ブラッディーマリー、気をつけろ!
・髭は赤、ベートーベンは黒


ってな感じでMC。
 須藤「みんな桜が咲いてるよ!満開だね!」
 須藤「今日は僕たちも桜を咲かせてに来たんだよ!」
  客:Yeah!!!
 コテ「お客さんは・・・、サクラじゃないですよね?」
でたーーーー、この微妙な空気がたまらないです(笑)
須藤さんが何もフォローしないから、
 コテ「新橋からやってきたぜ、いえー!!」
ってな感じで無理矢理盛り上げる。ファンしかわからないよコテちゃん(苦笑)


中盤は、
・王様はロバの言うとおり
・ママ's理論


「今日は夜から間違いなく雨が降るね。」
「で、僕たちはこの晴天のもとで揚々とライブをやっちゃうってわけだ。」
「間違いなく雨だよ!まぁ、今日僕が言えるのはこれくらいのことなんだけど・・・」
「僕はこのライブが終わったら仙台駅に遊びに行く予定だよ。」
「仙台ってのは、とってもスリルがある場所って聞いてるからね。」
「だから僕らも東京からスリルな曲を持ってきたよ。」


で、ラスト2曲、
・ダーティーな世界
・ギルティは罪なやつ


帰り際、
「今日は一日晴れるといいね」
って言った須藤さんが最高にシュールだった。
ほんとに言動が不明な人だ。


もう客観的に髭ちゃんを評価することはできないけど、
ARABAKIで髭-HiGE-を初めて観た人たちはどう思ったんだろぅ。
個人的には選曲は現状のほぼベストで、すごいコンパクトに楽しめるライブだった♪
ARABAKIでファンになった!って人がたくさんいたらいいなぁー。



【銀杏BOYZ】
※銀杏のレポも結構長いです。


銀杏BOYZの存在が事件だ!
銀杏BOYZの一挙手一投足が歴史的瞬間だ!!


二日目、メインステージ一発目は銀杏BOYZ。
メインステージの責任者が気合いを入れて注意事項を述べる&煽る。
「柵には乗らないで下さい、守れるかー!?」
「困ってる人がいたら助けてください、できるかー!?」
「愛と平和のシンボルになるようなフェスにしましょう!!」


そして銀杏BOYZ登場!!
チンくん、我孫子くん、村井くんのお馴染みのメンツ。
さっきオーディエンスが一気に前に詰めたと思ったのに、
メンバーの登場でさらに前に詰める詰める。


しかぁーし、それを嘲笑うかのように峯田が登場したのは、
客席の左脇にある使用禁止スペースのアスレチック遊具。
なんかがマイクを通してゴボゴボ言ってると思ったら、
マイクを口にくわえた峯田が滑り台の坂をよじ登ってた!!
オレは銀杏のモッシュゾーンに飛び込む勇気は持ってないので、
左サイドの比較的人も少なくて近い位置で見れるとこにいたんだけど、
振り向いたら峯田がかなり近くの距離にいたのでビックリした。


アスレチックの上から緊迫した表情で周囲を見渡す峯田。
思いがけず近くで見れて騒ぐアスレチック付近の観衆。
不意をつかれて中央からサイドに寄ってくる観衆。
(中央エリアとサイドエリアの間に柵&STAFF用通路があってよかった=3)
「我々!銀杏BOYZは!世界を変えることは!できない!!」
「愛と平和の時代なんてのは訪れない!」
「最近なんか言ってるでしょ、メガネのやつが」(注:サンボマスターね)
「スマートとかいう雑誌に載ってさ、楽しいか?そんなことして楽しいのかよ?」
「お前らの親の世代がビートルズとか聴いて愛と平和を歌ってから40年、
  世界はこの有り様だよ!!」
「さっきMCのお兄ちゃんが愛と平和とか言ってだけど、そんなもんできねぇよ!」
「そこの中央のお前ら!お前らだよ! ただ騒ぎにきてんだろ、あ?」
「お前ら全員帰れ!!」
で、ステージではいきなり爆音で演奏が始まる。
満開の桜の中はじまったのは「桜咲くぅ~」で『青春時代』!!


しょっぱなからシリアスだったから、
峯田がアスレチック周辺で一通り暴れてステージに引き上げられて、
リッケンバッカーを抱えて、
もうほとんど叫びに近いような曲を立て続けにやってる中でも、
オレはすっごい真面目に観てた。
シリアスな気持ちにさせられるとバカ騒ぎできないんだよ。
でも我孫子くんが去年以上にキレてるなぁーってのと、
オレは銀杏の中でもチンくんが結構好きで、
彼の変てこなパフォーマンス、変てこな煽り方にどんどん引き込まれて、
何の曲だったか忘れたけど、
チンくんが高いステージからギター弾きながらダイブしたときに、
「やりやがったー!!!」って思ってオレん中でも色々なんかキレちゃった。


その後はもうよく覚えてない。
最後は「悲しいときは 寺山修司 悲しいときは 海を見に行く」。で『人間』。
これってもぅフェスではお決まりなのかな、去年のRIJFでもそうだった。
「戦争反対戦争反対・・・戦争反対とりあえず戦争反対って言ってりゃいんだろう」
「まわるまわるぐるぐるまわる、吐くまで踊る、悪魔と踊る」


曲が終わった後、最後がかっこ良かった。
「我々!銀杏BOYZは!世界を変えることは!できない!」
「ただ!僕たちひとりひとりを!孤独にしない歌を書くことはできる!」
「銀杏BOYZでした、ありがとう!」


こっちがありがとうだよ、ほんとに。カッコよすぎです。
あ、それから銀杏BOYZは今年はもうフェスには出ないそうです。
秋にアルバムを出す予定らしく、レコーディングに専念するって言ってました。
去年オレたち色々あったけど自粛とかじゃないとも言ってました。
ほんとにARABAKIに行って良かったです。


***


長くなったので、またここで区切ります。。