ARABAKI その3 | -徒然音楽-

ARABAKI その3

ARABAKI ROCK FEST.06'


観戦した全アーティストの感想を書きました。
とても文章が長くなっています。
アーティストごとに書いているので好きなとこだけ読んで下さい。(ペコリ)


[初日]
サンボマスター
日本脳炎
木村カエラ
音速ライン
KOOLOGI
ohana
うつみようこ
ACIDMAN
THE PREDETORS
忌野清志郎


※初日のレポはこちら


[二日目]
髭-HiGE-
銀杏BOYZ
SPARTA LOCALS
EGO-WRAPPIN'
東京スカパラダイスオーケストラ
BOOM BOOM SATELLITES
the pillows


髭-HiGE-、銀杏BOYZのレポはこちら


レポ3はSPARTA LOCALSから!


【SPARTA LOCALS】


桜の木陰でうたた寝してたらSPARTA LOCALSのコールが。
コーセイの変態っぷりを見てやるかっと身体を起こしてLet's Go!


おおお、何だか全員の気合いが目に見えるくらいみなぎってる。
伊藤くんが髪の毛しばりあげて侍ヘアーになってたからかも。
でも、この日の序盤すごかったのは、その伊藤くん。
いつもあんなに激しかったっけ?って思うくらいの暴れっぷり。
コーセイよりも前でガンガンにプレイしてましたよ。


それでもやはりスパルタ最強のフロントマンはコーセイだね。
ステージ前にある階段のところまで下りてきてオーディエンスを煽る煽る!
客を睨む睨む(笑


MCはわりと大人しかったです。
とゆうか言うことちゃんと言っててカッコ良かった。
何て言ってたか忘れたけど客も沸いてたなー。
振り向いたら、いつのまにかすごい人が集まってたし、盛り上がってた。


でもそのくらい良いライブだった。流石だね。
個人的には『夢ステーション』が聴けなかったのが残念。


あと、ライブの序盤からステージ脇の最前線で峯田が観戦してました。
今度アベックツアーで対バンするもんね。



【EGO-WRAPPIN'】


Cute! & Cool!


ですよ。
"「可愛さ」と「カッコ良さ」の要素を同時に120%発揮してる"
という表現でわかってもらえるかな?
Vocalの中納さんのステージグ・パフォーマンスは本当に圧巻。
今年で結成10周年とのことですが、
ライブで場数踏んでないとあぁゆうライブはできないっすね。


注目したのが、やはりステージングなんだけど、
マイクのコードさばきが素晴らしい!
そんなところに注目して感動したのは初めてだよ!
例えばコードがマイクスタンドに絡まってスタンドが倒れたとき、
もしくは中音(なかおと)用のスピーカーに引っかかって伸びきったとき、
彼女はそれをパフォーマンスのひとつに取ってかえて見せる。
倒れたスタンドをいたずらっぽく引きずってみせたり、
スピーカーに絡まったコードを歌うタイミングに合わせて軽やかにはずして見せたり。
全てアドリブの動作でこなしてしまう。
それ故にステージ脇で心配そうにスタッフが見張ってたりしないわけで、
マイクスタンドが倒れたときでさえスタッフが走ってきて直したりしないんだ。


そして彼女の声・歌の上手さはシビれるね。
シビれるって形容は滅多に使わないんだけど、シビれた。
ときおり腹の底からオーディエンスに訴えかける高音シャウトは、
自由な方向に流れていた空気たちが一斉に同じ方向に向うような鋭さで会場をつんざく。
ほんとシビれるよ。


本物だ。



【東京スカパラダイスオーケストラ】


実は、生で観るの初めて。
だからオーディエンスがハッピーな気持ちで軽やかに楽しむのか、
それとも激しくモッシュしあって暴れるのか、
どうゆうノリ方をするのかがわからなかった。
でも蓋を開けたら答えは簡単だったよ。
どっちもだったから!


40分近い準備期間で待ちくたびれたオーディエンスを、
しょっぱな『ゴッドファーザーのテーマ』で魅了しちゃったからね。
その存在感の凄さに感服しました。


その後はやる曲全てがオーディエンスのテンションをノンリミットで上げさせてた。
もちろんオレも。
個人的には『DOWN BEAT STOMP』のときが最高にテンションあがった!
『Stompin' On Down Beat Alley』はフェイバリットなアルバムだからね!


それから予想通り、ohanaでも一緒にやってる永積さんが途中で出てきて歌ってました♪
うーん、"予想"は永積さんだったんだけど、
"期待"はヒロトだったからちょっと残念な気持ちで聴いてた。ゴメン、永積さん!(笑)


ギターの人が縦横無尽に駆け回ってて80%くらいギターの人観てた。
ときにはカッティングしながらコーラス、
ときにはセンター最前列でソロを引き倒す、
ときには逆ポジションまで走ってってジャンプ!


ギターの人をはじめ、
メンバー全員が最高のミュージシャンであり最高のエンターテイナーでした。
これでこそ世界のトップランナー。
ありがとうございました!



【BOOM BOOM SATELLITES】


快楽の旅に出るのに時間は必要なかったよ!


さぁピロウズを観よう!って向ったステージでは、
まだピロウズの前のアーティストが演奏中でした。
どんなバンドなのかも、どんな音楽なのかも知らなくて、
ARABAKIのタイムテーブル発表でやっと名前を知ったくらいのアーティスト。
お、なんかデジタルチックなノリだけど、
激しいドラムにドライブのきいたベース、
そして何よりざらついたギターサウンド。こりゃ正真正銘のROCKだよ!
そしてDANCEだよ![ROCK+DANCE=TRIP]だよ!!
ってオレの中で黄金の方程式が成立!!
理解した途端に一瞬で旅に出ちゃったね!!


むちゃくちゃカッコ良かったです。
たった1曲半聴いただけなのに完全に心掴まれました。
こんなカッコいいバンド知らなかったなんて罪深い人間ですよオレは。
2日目の行きのバスで、
Underworldの『BORN SLIPPY』聴いてメガメガ言ってたんだけど(笑)、
「なんか共通するものがあるなぁー」って思ったら、
一緒にツアー回ったりしてるんですね、すごい日本人がいたもんだ=3


これを書いてる今はすでにアルバムGETしてます♪
もうすぐニューアルバムも出るとのことで楽しみ★



【the pillows】


そしてARABAKI'06、
オレにとって最後のアーティストとなったのがピロウズです。
初日の〆もさわおさん、2日目の〆もさわおさん。
あ、初日は清志郎さんを最後にちら見したけど。


さわお「みんなロックンロール好きなんだろ!」
客「Yeah!!!!!!!!!!!!」
さわお「そうゆうのはいっぱい持ってるぜ。」


あぁー、もうこの人は本当にロックンローラーだわ。カッコ良すぎ!


ここで髭-HiGE-の須藤予報が見事に的中して、
ピロウズの演奏開始と共に降り始める雨。
演奏をすればするほど、どんどん強くなる雨。


さわおさんがMCで曰く、
「ピロウズの野外は雨率が高い」
って話ですが、
お客からの「雨男ー!」のひやかしに、
シンイチローさんが「民生のせいだよ」って言い放って爆笑!!
(でも民生は晴れ男だけどね!)


そしてドンドン強くなる雨。
んでも1.5列目ど真ん中のモッシュ真っ只中にいたから頭以外は濡れなかったね。
ステージの雨に濡れる場所にまで出てきてギターをかき鳴らすさわおさんに、
みんなが濡れてるならオレも濡れるよ的な心意気を感じでテンションあがったー。


そして土砂降りの雨だろうが雷だろうがアンコールするオーディエンス。
一瞬かかったSEに大ブーイング。


ちゃんとアンコール一曲やってくれました♪



***


以上でアーティストレポートは終了です。

フェス全体の感想としては、
やはり東京より南の人にとっては、この時期に桜が見れるってことが何より感激。

それと湖と山々。今年は特に天気が良くて、暑くも寒くもない気候が快適でした。


まだ集客力の低いフェスで、
それ故に各ステージも小さいけど、
場所選びさえ間違えなければ近い距離からゆっくり見ることも可能。
その分、ステージとステージの間隔が近いのもメリット。
ohanaの美コーラスのときに、
どこかのステージの轟音が聞こえてきたりしたけど、そのくらい許せる範囲。
それよりもステージ間の移動が面倒じゃなくて、
色んなアーティストを観れる時間的余裕があることのほうが大いに価値があります。


初日の入場が大混雑した件に関しては、
今回の場所でやるのは初めてだからとやかく言う気はないです。
文句ある人は朝一で行けばいいんだから。
もちろんフェス運営の成長は望みます。
来年もこの場所でやってくれたらいいな。

今年の反省点は来年直してくれれば良いです。


個人的には、

ひとまず規模はこれ以上大きくならなくてもいいから、
「1年のフェスの始まりを告げる、桜舞う頃の中規模フェス」
ってのを確立してくれるのが理想かなぁー。
今年の場所で続けて行くなら、来年以降も応援していきたい。



毎年、春は仙台で音楽と大自然に囲まれて牛タン食いながら花見するんだ。